滋賀県大津市で薪ストーブと煙突の入れ替え工事

薪ストーブ入れ替え

滋賀県大津市で薪ストーブと煙突の入れ替えのご依頼をいただきました。20年以上、長年にわたり使われてきて愛着もあったでしょうが、ストーブ本体も熱でダメージが大きく、入れ替えのタイミングかと思います。

薪ストーブ入れ替え

上の写真はある程度掃除をした状態ですが、室内の煙突掃除ができない設計であったため、大量の煤と灰がバッフルの上に溜まっていました。バッフルプレートは熱でダメージを受け変形し、煤と灰の重みで崩れたかのような状態でした。

シングル煙突

薪ストーブ本体も買い替えのタイミングでしたが、使用されていたのがシングル煙突で、煙突のトップは軒下に入ってしまっており、軒天は煤で真っ黒。

このまま使用されるのは危険であることを伝え、ストーブと同時に煙突も入れ替えることになりました。

シーデル社断熱二重煙突

今回は開口部の制約があり、北欧直販で普段使っているφ250mmの断熱二重煙突が使えませんでした。そこで今回はイギリスのシーデル社の断熱二重煙突を使って施工させていただきました。ヨーロッパ最大の煙突メーカーと謳っているだけのことはあり、品質は良好だと感じました。普段使い慣れた煙突と違うので、手間取ることもありましたが施工性も良かったです。

TermaTech TT20BazicR

しかしTermaTech社のφ250mm断熱二重煙突と比べると断熱材の厚みは半分なので、流石に断熱性能に差は感じます。ドラフトにどれだけ影響するかはわかりませんが、煙突表面の温度は明らかにφ250mm断熱二重煙突の方が低いです。断熱材の厚みが違うので当たり前ですが。。

今回はいつもと違う煙突を使うことで、それぞれの長所を把握でき、良い勉強になりました。

そして入れ替えたストーブはTermaTech TT20BazicR。元のストーブよりもコンパクトですっきりとおさまりました。しかしガラス面は以前のストーブよりもかなり大きく、存分に美しい炎を楽しんでいただけます!これからはこの新しい薪ストーブに愛着を持って使ってもらえると嬉しいですね!