滋賀県高島市で薪ストーブを設置させていただきました。住宅をリフォームされるタイミングで、煙突と薪ストーブを設置させていただきました。下屋を追加した増築部分に薪ストーブがおさまる計画です。
昨今の巨大台風にも耐えられるように、強固に煙突を設置してほしいという強い要望に応えるべく煙突固定金具を通常よりも多く使用し、頑丈に固定しています。
軒先から少し離れた位置に煙突が通ることから、煙突掃除が困難なセッティングです。そこで下屋に梯子をかけた時に梯子が滑らないように固定できるようにステンレスのアイプレートを壁に設置しておきました。煙突掃除は毎年のことなので、こういった金具や、可能であれば梯子などを作りつけておくと作業の安全性は飛躍的に向上します。
室内は薪ストーブのために作られたような贅沢な空間となりました。設置した薪ストーブはTermaTech TT40です。小型ストーブという位置付けですが、この空間にベストマッチ。白で統一した空間に黒い鋼板製薪ストーブが映えます。
施主様はこのストーブに合わせて2年前から30cmの長さで薪作りをされ、十分な量を確保されているので、薪に関しては全く心配ありません。山から切り出した木で薪棚も自作されています。ストーブ横に勝手口を設けてあるので、薪を運ぶための導線も完璧です。
施主様は近くに山を所有されていて、理想的な薪の自給環境です。人が山に入って薪を調達し、手入れすることで明るい森になる。明るく気持ちいい森になれば人も山に入って行きやすい。そうすることで良い循環が生まれていくという考えに強く共感します。是非そんな循環が広がっていってほしいですね。