家屋の解体で出た建築廃材を薪として利用する

廃材を薪として利用する

ご近所の家屋解体工事で出た建築廃材を「薪に使いませんか?」と声をかけていただいてので有り難く頂戴しました。

「釘がついたままの廃材を薪ストーブで使っても大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。ベニヤ、集成材は接着剤が含まれているため使えませんが、無垢材であれば薪として使っても大丈夫です。

あと、塗料や防腐剤が塗っているものも避けるべきですが、今回のは弁柄(ベンガラ)なので問題なし。防虫、防腐の機能性から家屋のベンガラ塗りとして古くから使われている天然顔料です。滋賀県の古い家はほとんどベンガラ塗りですね。そういえば近江八幡の赤こんにゃくもベンガラ。ベンガラ塗りに焼杉の外壁は典型的な滋賀県の家ですね。

廃材利用

廃材をカットするにはチェンソーよりもスライド丸鋸が活躍します。手持ちの丸鋸だと60mmくらいの深さしか切断できないので両面切る必要があり手間がかかりますが、このスライド丸鋸には直径300mm程の刃がついているので柱材も一発でカットできます。

廃材利用

薪としては火持ち、熱量とも広葉樹には敵いませんが、建築廃材は完全に乾燥しているのでカットしてすぐに使えるというメリットがあります。縦に割るのも容易いので、焚き付けにも重宝します。

適材適所で広葉樹と合わせて使うのがおすすめです。捨てればゴミ、薪ストーブで燃やせば資源ですからね!有効に利用しましょう!