室内シングル煙突の交換と煙突掃除

薪ストーブ煙突の煤

今使っている室内のシングル煙突の掃除がしにくいので交換してほしいという依頼がありました。交換のために既存の煙突を取り外すと、薪ストーブの口元部分に大量の煤が溜まっていました。

煙突掃除は毎年しているということでしたが、ここに煤が溜まっているとは考えてもいなかったようです。これだけの煤が溜まっていれば当然煙突から適正に排気されないので相当燃焼に悪影響が出ていたことでしょう。

TermaTech シングル煙突

というわけで、既存のステンレス0.5mm厚のものを撤去し、ストーブに溜まっていた煤も綺麗に取り除きました。 そして室内部分のシングル煙突のみ、TermaTechの鋼鉄製2mmの室内煙突に交換しました。

煙突掃除の際、室内の曲がり部分にもブラシを通せるよう、2×45°と45°曲にそれぞれ点検口が着いたシングル煙突を使いました。

壁を貫通している断熱二重煙突や化粧板、支持金物は既存のものをそのまま使わせていただきました。

薪ストーブ 煙突

点検口が付くことで、特に煤が溜まりやすい曲がり部分の掃除がやりやすくなります。さらに鋼鉄製2mmのシングル煙突は0.5mmのステンレス煙突と比べて、その厚みのおかげで煙突自体がある程度の蓄熱・保温効果を発揮して煤が溜まりにくいようです。

煤が溜まっていた口元部分の清掃もストーブ本体側からのアクセスが可能であることと、掃除の方法をお伝えしました。煙突を交換したことで燃焼の違いを感じる以上に、この煤溜まりを除去したことで燃焼が大幅に改善したことを実感できると思います。

交換前の写真がありませんが、煙突交換後には見た目にも薪ストーブと一体の重厚な雰囲気が出て、どっしりと安定感が増したように感じます。室内シングル煙突を変更することでこれだけ雰囲気が変わるのですね。鋼鉄製2mmのシングル煙突は非常に堅牢なので長期間安心して愛着を持ってご使用頂けると思います。